文字起こし技能テスト(R)は、文字起こし、音声起こし、テープ起こし、書き起こしなど、録音された音声を文字化する技能を評価するテストです。
第4回までは「音声起こし技能テスト」第5回から「文字起こし技能テスト」に変更いたしました。

文字起こし技能テスト体験談

文字起こし技能テスト体験談

文字起こし技能テスト1000点満点中901点以上を取得すると『文字起こし技能テスト スペシャリスト』に認定されます。
スペシャリストの方々に文字起こし技能テストの体験談を語っていただきました。

※スペシャリストについての詳細は 副業・在宅ワークへつなげるために をご覧ください。

さしお様 57歳 愛知県在住 最高取得点数:930点(第3回)

文字起こし技能向上を目指すあなたに伝えたいこと

■「指」で覚える?
 文字起こしについて無知だった私は、まずWEB講座を受講しました。ここでは繰り返し基本を学ぶのが重要で、不明点は何でも講師に確認していました。そうして頭でなく「指」で文字起こしを覚えるぐらいの感覚になれば、応用も利き文字起こし技能テスト(以下「テスト」といいます)でもいい結果が得られるでしょう。

■どうやってテスト対策をしたのか
 テスト勉強には、旧音声起こし活用推進協議会の『音声起こし技能テスト公式テキスト』を活用しました。これでテストや文字起こしの基本について体系的に学ぶとともに、その内容を手順書にまとめ理解を深めました。あとは文字起こしの練習を数多く行うことです。
 上記に加えて新聞を読み、使用されるのがいずれの文字(「対称」か「対照」かなど)かを確認してきました。文字起こしでは正しい文字を当てることが必要だからです。
 処理時間短縮の技術も重要で、私はブラインドタッチでスムーズに入力できますし、ポイント操作は入力パッドでしますのでマウスより早く作業ができるようになりました。

■諦めず継続あるのみ
 テストは最後まで諦めない気持ちが大事です。またもし時間が余れば入力済みの解答を見直してください。ミスが見つかれば点数を損しなくて済みます。
 2回目以降で800点以上を狙う方はテストを振り返り弱点を知ることです。それが判明すれば重点的に学習や技術の練習をするのみです。
(例)
・テストの知識編の「表記」が弱い。
 『記者ハンドブック』や文化庁の『常用漢字表』等の参照癖を付け、脳に刻み込んでください。記憶量が多ければテスト中に調べる時間を短縮できます。
・WEB解答用紙へのcopy&pasteが遅い。
 Copy&pasteの繰り返しには、①右手のマウスでcopy範囲選択→②左手でcopy(ctrl+c)→③右手のマウスでpaste位置を選択→④左手でpaste(ctrl+v)で時間短縮になると思います。

 このように知識と技術を複合的に身に付けられれば、文字起こし能力は向上するはずです。

 

女性 50代 最高取得点数:960点(第5回)

 このテストを受験したのは、ある文字起こしボランティアを行ったことがきっかけです。それは仕様の指定がなく、場にふさわしい表記や文の整え方を自己判断する必要があるものでした。そのとき、まずは一般的な文字起こしの作法をきちんと学ぼうと買い求めたのが、廿里美さんの『「テープ&音声起こし」即戦力ドリル』でした。ケバ取り・整文の考え方から音声ソフト・周辺機器の使い方に至るまで、文字起こしのイロハは全てこの1冊から学ばせていただきました。そして、身に付けた力を試したくなり、文字起こし技能テストにも挑戦することにしたのです。共同通信社『記者ハンドブック』(記者ハン)を持っていたため、新聞表記で受験しました。
 テスト勉強として使用したのは、技能テストの『公式テキスト』『公式問題集』『過去問題集』の3冊と『記者ハン』のみです。『公式テキスト』で試験の概要や出題形式をつかみ、『公式問題集』と『過去問題集』で演習を重ねました。実技問題や模擬試験・過去問を解くときは、試験当日に合わせて知識編は「10:30」、実技編は「11:30」に時計をセットしてから取り組み、時間の感覚を養いました。解いた後は、設問となっていない箇所も含め、少しでも判断に迷った表記は必ず『記者ハン』の記載を確認するようにしました。『記者ハン』については、巻末の「資料編」など用字用語集以外のページについても、この機会にと試験までにほぼ全てに目を通しておきました。試験時に参照できるのですから暗記は不要ですが、どのページに何が書かれているか、また自分にとって調べるべき言葉の程度など、事前に体感しておくとよいと思います。
 テスト勉強の期間には、カラオケやスポーツジムでリフレッシュにも励みました。文字起こしのおかげで言葉の立ち上がりや語尾の音に敏感になったのか、試験後には採点カラオケで99点台を出せるようになり、体脂肪率7%減といううれしい「おまけ」もありました。

 

男性 40代 茨城県在住 最高取得点数:905点(第5回)

文字起こし技能テストへの取り組みについて

 私がテストを受験しようと思ったのは、文字起こしの仕事に関心があり、その仕事に従事できるレベルかどうか確認したかったからです。もともと国語が得意でタッチタイピングも習得しておりましたので、そうした自分の得意分野を生かした仕事に従事できれば、日常生活も充実したものになるのではないかと考えていました。テストでは得点という客観的な指標で自分の実力を測ることができるため、できるだけ高得点を獲得しようと意欲的に学習を進めました。
 テスト対策で使用した教材は、公式テキストと過去問題集です。初めての受験だったので、公式テキストで試験の概要を把握するところから始めました。テキストにはテストに役立つ情報のほか練習問題や模擬試験も掲載されていますので、熟読し鍛錬を積むことで力を伸ばすことができました。過去問題集は、一通り学習が進んだ段階で挑戦しました。模擬試験や過去問題集に取り組む際は、時間を計測して制限時間内に解答できたかどうかの確認が大切です。実技編での仕様書の確認も重要なポイントです。
 さらに、テストでは正確な表記が求められます。私は新聞表記を選択したので、共同通信社の『記者ハンドブック』も併せて購入しました。これは、通読するものではなく表記に関する辞書として使用するものです。問題を解く過程で、表記があやふやなものについてはその都度ハンドブックで確認するようにしました。これは覚えるというよりも、積極的に使いこなすという姿勢が大切です。日常生活で文章を書く際にも、テストで求められている表記に沿って書くことを心掛ければ、正確な表記は自然に身に付くようになります。
 私はこうした学習を通じて幸いにも目標としていたレベルに到達することができました。今後もスキルアップを目指して、時事問題に関心を持つこと、分からない単語や言い回しを見聞きしたときは必ず辞書で調べること、言葉遣いに注意を払い正しい日本語を意識することなどを継続的に取り組みたいと思っています。

 

中島様 神奈川県在住 20代 最高取得点数:940点(第3回)

技能テストで実力の数値化

 文字起こしを始めたのは7年ほど前のことです。文字起こし専門会社のトライアルに応募し、それ以来、企業の下請けや時には個人から受注してお仕事をしています。
 文字起こしを続けていく上での大きなハードルは、定期的にお仕事を受注することです。自身を積極的に売り込んでいきたいと思いますが、文字起こしには資格というものはなく習熟度を客観的に測る指標がありません。そのため私自身、お客さまに技能レベルを伝える方法に悩み、もどかしさを感じていました。
 そんなときに出会ったのが文字起こし技能テストです。このテストでは実力をスコアで明確に表すことができます。もちろん、クライアントに技能をアピールする材料にもなりますし、自分自身の力試しにもぴったりだと思い、すぐに受験を決めました。
 テスト勉強のために用意したのは、「音声起こし技能テスト 公式テキスト」と「音声起こし技能テスト 過去問題集」の2冊です。公式テキストでは、表記のルールや聞き取りのポイントをおさらいし、過去問題集では、実際に問題に挑戦してみることで自分の弱点にも気付くことができました。
 初めてテストを受ける前には、受験当日の流れをしっかりと確認しておくのがお勧めです。本番では、休憩を挟み知識編と技能編を1時間30分で全て解答しなければなりません。その時間で最後の確認まで確実に終える必要があります。なので、スムーズに問題に取りかかれるように、あらかじめ作業環境を整えておきました。
 高得点を取るためのポイントは、とにかくたくさんの文章に触れることだと思います。知らない言葉を聞き取るのは一苦労ですが、語彙として持っておけば聞き取りのハードルは下がります。普段からテレビのニュースや新聞、書籍を積極的に活用し、時事用語や敬語、文法の言い回しのストックを増やすようにしています。
 文字起こし技能テストは1年に何度か開催されているので、自分のタイミングに合わせて受験できるのも魅力です。これからも定期的に受験して、技術レベルを知りスキルアップに役立てていきたいです。

 
 

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