文字起こし技能テスト(R)は、文字起こし、音声起こし、テープ起こし、書き起こしなど、録音された音声を文字化する技能を評価するテストです。
第4回までは「音声起こし技能テスト」第5回から「文字起こし技能テスト」に変更いたしました。

オコシストの翼

【文字起こし技能テスト】第14回文字起こし技能テストのポイント解説

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     〜 オコシストの翼・ヒラク 〜 
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こんにちは。

5月22日に第14回文字起こし技能テストが実施されました。
今回は知識編・実技編それぞれのポイントをご紹介します。

★内容

1:第14回文字起こし技能テストのポイント
2:ごにんしきの広場
3:文字起こし技能テスト情報

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: 1 : 第14回文字起こし技能テストのポイント
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知識編、実技編それぞれ1カ所を解説します。
どちらも新聞表記の『記者ハンドブック』に関連する内容です。

◆知識編のポイント
知識編 問題8
空欄に当てはまる言葉を書きなさい。
言近くして(1)【   】というんでしょうか、(2)【   】内容ですから分かるようで本当は理解できないんです。つくづく自分は(3)【   】なんだなと感じましたよ。

解答
(1)意遠し  (2)深遠な  (3)凡俗の徒

第3領域「言葉の知識」の問題です。
こんな難しい言い回しを、文章ならともかく話し言葉としてしゃべる人が実在するのか?と思われる方も多いと思いますが、実在するのです。さすがにこんな3連発までする人はあまりいないかもしれませんが。

新聞表記では、(2)の「深遠な」に「深淵な」という不正解が目立ちました。新聞表記のテキストである共同通信社『記者ハンドブック』に「しんえん」が「深淵」しか掲載されていなかったためと思われます。

『記者ハンドブック』は、全ての言葉が掲載されているわけではありません。
例えば『記者ハンドブック』で「きしゃ」の項目に掲載されているのは「喜捨」のみで、「記者」は載っていませんが、「記者」は普通に使える言葉です。
同様に「深遠」は普通の表内字であり、迷う部分がないために掲載されていないだけですから、使って問題ない言葉です。

ちなみに、速記表記のテキストである『標準用字用例辞典』は『記者ハンドブック』より掲載語が多く、「しんえん」は「深遠」と「深淵」の両方が掲載され、それぞれの意味も解説されています。

◆実技編のポイント
実技編のチェックポイント(まだどこがチェックポイントかは公開されていませんが)の中に、「猜疑心も募った」があります。

新聞表記の正答:猜疑(さいぎ)心も募った (他にも正答や部分点あり)
速記表記の正答:猜疑心も募った

新聞表記で「疑心も募った」や「疑念も募った」と言い換えた解答がありました。
これも、『記者ハンドブック』でそう言い換えるようにという指示が記載されているためと思われます。

言い換えは、先ほどの「深遠な」とは違う意味で、『記者ハンドブック』のやっかいなところです。
「猜疑心」を「疑心」や「疑念」と言い換えなさいというのは、記者が記事を執筆する際の注意点で、文字起こし原稿には当てはまりません。この本はもともと「記者」のための「ハンドブック」ですから、文字起こしに使うときは注意が必要です。

文字起こし作業においてはそういう言い換えをせず、猜疑心は猜疑心のまま文字化します。この点については、文字起こし技能テストの公式テキストにも記載されています(改訂版の場合、118ページ「書き換えが指示されている言葉」の欄)。

ちなみに『記者ハンドブック』には、「今年度」は「本年度」に言い換えという指示も記載されていますが、文字起こしでは何らかの仕様で指定されない限り、発話が「今年度」なら「今年度」のまま文字化します。

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: 2 : ごにんしきの広場
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こんにちは。ごにんしきの広場担当の大久保です。
あらためましてですが、こちらのコーナーではスマートスピーカーやスマホなどの音声認識AIとのエピソードをご紹介しています。「全然違う言葉に誤認識されていて、あとで見てみたらびっくり!」「思いがけない返答でクスッとなってしまった」などなど。
さて今回は、自宅でGoogle Homeを使う大久保家での出来事ですが…

私「ねえ、グーグル…」

私を探す息子「母は? 母はどこにいるの?」

グーグル「ブルートゥースが届く距離で仲良くやってます!」

私「????」

まだ何も問い掛けていないのに、何のこと??とハテナがいっぱいだったのですが、別室の息子の声を聞き取ったようで、「グーグルの母はどこにいるの?」となってしまったみたいです。
ブルートゥースが届く距離…、スマートスピーカーの世界にもほどほどの距離感というものがあるのかなあ^ ^;

(大久保)

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: 3 : 文字起こし技能テスト情報
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この秋は久々の平日開催。申し込みは7月1日からです!
第15回「文字起こし技能テスト」
日程:2022年11月15日(火)
申込期間:2022年7月1日(金)〜2022年10月11日(火)
https://mojiokoshi.org/%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%97%A5%E7%A8%8B/

第16回「文字起こし技能テスト」
日程:2023年5月21日(日)
申込期間:2023年1月9日(月)〜4月14日(金)

定期的な受験で確実にスコアアップしましょう!

★第14回と第15回 新聞表記の採点について
共同通信社『記者ハンドブック』第13版・第14版どちらの表記も正解とします。

【文字起こし技能テストの教材】
▼全国の書店・オンライン書店等で発売中
『文字起こし技能テスト(R) 公式テキスト 改訂版』 ISBN:978-4-9904934-7-9
『音声起こし技能テスト(R) 過去問題集①』     ISBN:978-4-9904934-4-8

Kindle版『文字起こし技能テスト公式問題集』

▼『文字起こし技能テスト(R) 公式テキスト』の音声版
 サピエ図書館に収録されています https://sapie.or.jp/

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次号でお会いしましょう!

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