文字起こしは、副業や在宅ワーク(自営型テレワーク)に向く仕事です。音声ファイルと資料をインターネット経由で受け取って、自宅で作業できます。納品も、文字起こししたファイルをメール添付などインターネット経由で送信します。
文字起こしは個人が仕事をするルートが確立しています
文字起こしの仕事は、どこに住んでいてもパソコンとインターネット回線があれば仕事をすることができます。納期までに仕上がれば大丈夫ですから、時刻の制限がありません。夜に作業しても昼に作業しても自由です。
また、文字起こしは個人が仕事をするルートが確立しており、未経験の人が参入しやすい分野です。ルートとしては、大きく分けて次の3つがあります。
・文字起こしの会社の在宅スタッフとして登録する
・役所や企業などから直接、案件を受注する
・クラウドソーシングのサービスで単発の仕事を受注する
トライアルを突破するためには?
文字起こしの仕事は、「実務未経験」はOKですが「実力的に初心者」では務まりません。
文字起こしの会社(速記会社とも呼ばれる)の在宅スタッフになるには、「トライアル」と呼ばれる実務さながらのテストを受けることが一般的です。
音声ファイルと仕様書をダウンロードして、文字起こしを行い、納期内に指定の方法で納品するという形式です。
「仕様って何ですか」という状態では、トライアルに合格できません。
トークの細部まで聞き取って文字化されているか、ニュースに登場するような時事用語を知っているか、なども採点されます。
まずは知識・技能を身につけましょう
文字起こし技能テストは、「まず公式テキストで学び、テストを受ける、結果が戻ってきたら復習する」というサイクルを通じて、文字起こしの知識や技能を習得する手段して活用できます。
また、文字起こし技能テストの平均点は600点台後半でほぼ一定しているため、継続的に受験して実力の伸びを測るという使い方に適しています。成績優秀者にはスペシャリスト認定証が発行されますので、これをゲットできるまで頑張る!という方もいます。
リモート会議システム(Zoomなど)の普及で、手軽に会議を録画や録音できるようになり、文字起こしを行い、情報保存・情報公開しようという流れが生まれています。You Tubeなどの動画に字幕が付与されることも一般的になっています。
時代とともにAI音声認識技術も進化してきましたが、誤認識を直すためには人の手が必要であり、その分野でも文字起こしの基礎を身につけた人が活躍しています。
文字起こしのスキルを習得して、ぜひ副業・在宅ワークへつなげてください。