意外に強敵?!企業研修音声の起こし方
■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.19─2022.09.15━
文字起こし技能テスト メールマガジン
〜 オコシストの翼・ヒラク 〜
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こんにちは。
第15回文字起こし技能テストは、10月11日までの申込受付です。
次回10月15日の本メルマガが発行される頃には受付終了しています!
忘れないように、すぐお申し込みください!
★内容
1:廿里美の文字起こしてんやわんや
2:ごにんしきの広場
3:文字起こし技能テスト情報
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: 1 : 文字起こしてんやわんや
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同じぐらいの文字起こし歴があっても、それまでに遭遇した案件の傾向というのは人によってかなり異なります。
係争案件の起こしが多い人、理系の経歴を生かしてサイエンス系の起こしを得意にしている人。
私はといえば、社員研修の案件にしばしば遭遇します。今回は社員研修の文字起こしの話題です。
◆社員研修は参加型が多い
オコシストの立場では、研修の音声は「音声何分ぶんかを把握するのがちょっと大変」という特徴があります。
理由は、昨今は「講師の話をじっと聞くだけ」という研修は少ないためです。
参加型の研修、しかも個人で取り組むのではなくグループで取り組むケースがよくあります。
「それではグループワークのお時間を取りますね。こういう課題です。○時○分までです。どうぞ」
という講師の声。たちまち会場は「がやがやがや……」という聞き取れない話し声でいっぱいになります。
各グループが一斉に、与えられたテーマで話し合いを始めた、もしくは与えられたゲームに取り組み始めた。研修の内容によりますが、とにかくグループワークへの取り組みを開始した状態です。
◆グループワークのせいで音声長さが4倍近くに
グループワーク部分の扱いが発注者からの連絡に記載されているかを、確認します。
次のようなパターンがあります。
・グループワーク部分は文字起こしせずに飛ばす。
・各グループのがやがやは起こさないが、グループワークの途中に講師がマイクで、全体に向かってアドバイスしている言葉などは起こす。
違うパターンもあります。
・各グループの個別の話し合いが別途録音されているので、それらを起こす。
テーブル1つずつにレコーダーがあって、それぞれ録音ボタンが押されている状態です。
といっても、各グループが個室に移動するやり方でなければ、会場全体ががやがやしていることに変わりはありません。グループAのレコーダーが、グループBの「わあ、いいね、それ!」という叫び声を拾っていたりして、聞き取りに苦労します。
文字起こしする音声長さとしては、例えば90分の研修会のうち、
・グループワーク(例:10分×2回)を起こさない場合は正味70分
・グループワーク中の講師の時々の呼びかけは起こす→それを何分とカウントするかは発注者と相談
・全グループのワークそれぞれを起こす(例:10分×2回×10グループ=200分)、全体研修部分が70分、計270分
という計算になりますから、実質の音声長さはさまざまです。
◆年齢差が大きいとコミュニケーションは難しい?
研修の内容はどれも非常に勉強になり、文字起こししていると自分が研修を受けているかのようです。
身につまされるのは、メンバーが「年長者1名と若手数名」で中堅層が入っていないグループでは、良いアイデアが出にくい(ことがある)という現実です。
1人が思いつきを軽く口にする。他のメンバーもそれぞれに思いつきを口にする。
それらの仮説を先入観なく(発言者の年齢や職位は無視して)次々に検証。条件に合わないものはさっさと捨てて、次の仮説を検証。
グループワークを含む研修は、そんな軽やかなコミュニケーション体験を狙っている側面があるはずですが。
メンバー間の年齢が離れすぎていると、コミュニケーションが軽やかに行われない(ことがある)感じで、意見をまとめるワークだと堅苦しい意見に集約されたり、推理ゲームなどに取り組むワークだと明らかな不正解に突き進んでいったりします。
私も年だけは取っているので、気をつけなければと感じます。
ここ数年はコロナのせいで、一堂に会してのがやがやと活気ある研修は行われにくいようです。またいつか復活してほしいなと思います。
参加型以外にも、企業研修はさまざまです。
株式公開に向けた社内研修会などは専門家を招いて講義を聞く形式で、受講者から質問が続出して必死な感じが伝わってきたり。役職者研修はまた異なる雰囲気があり……。
そういうさまざまな研修音声を聞くことができるのも、オコシストの仕事の面白さですね。
◆廿 里美
著書
・独学で身につく 文字起こしスキルアップ問題集
・国語好きを生かして在宅ワーク・副業を始める 文字起こし&テープ起こし即戦力ドリル
文字起こし・テープ起こしの総合情報サイトokoso https://okoso.biz/
okosoのTwitter https://twitter.com/okosozukin
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: 2 : ごにんしきの広場
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こんにちは。ごにんしきの広場担当・大ごにんしき大賞事務局の大久保です。
第3回大ごにんしき大賞の応募締め切りまで、あと半月となりました。
募集期間は9月30日までです。
↓↓詳細&応募はこちらから
https://www.koubo.co.jp/system/contest/3goninsiki/
いただいたエピソードを見ていると、以前に比べてずいぶん音声認識AIが暮らしに定着してきている感じだなあという印象です。
まだまだ間に合いますので、ぜひご応募ください!
(大久保)
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: 3 : 文字起こし技能テスト情報
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次回は久々の平日開催。
10月11日まで申し込み受け付け中です。
第15回「文字起こし技能テスト」
日程:2022年11月15日(火)
申込期間:2022年7月1日(金)〜2022年10月11日(火)
https://mojiokoshi.org/%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%97%A5%E7%A8%8B/
第16回「文字起こし技能テスト」
日程:2023年5月21日(日)
申込期間:2023年1月9日(月)〜4月14日(金)
定期的な受験で確実にスコアアップしましょう!
★第15回 新聞表記の採点について
共同通信社『記者ハンドブック』第13版・第14版どちらの表記も正解とします。
第16回以降は、第14版の表記のみで採点します。
【文字起こし技能テストの教材】
▼全国の書店・オンライン書店等で発売中
『文字起こし技能テスト(R) 公式テキスト 改訂版』 ISBN:978-4-9904934-7-9
『音声起こし技能テスト(R) 過去問題集①』 ISBN:978-4-9904934-4-8
▼『文字起こし技能テスト(R) 公式テキスト』の音声版
サピエ図書館に収録されています https://sapie.or.jp/
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次号でお会いしましょう!
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編集発行:一般社団法人文字起こし活用推進協議会 編集部
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